警察官

警察官は、犯罪の予防や捜査、交通の安全確保、地域のパトロールなどを通して、人々の生命や身体、財産を守る仕事です。
私たちが安心して暮らすためには、犯罪や事故を防ぎ、事件が発生した際には迅速に対応することが必要です。 警察官は、こうした社会の安全を守るために、日々さまざまな業務を担当しています。 例えば、交番で地域住民からの相談を受けたり、街をパトロールして犯罪や事故を未然に防いだりします。 また、事件が発生した場合には現場へ駆けつけ、被害者の保護や証拠の収集、関係者への聞き取りなどを行います。 交通事故の現場では、負傷者の救護や交通整理、事故原因の調査などを担当します。 さらに、子どもや高齢者を犯罪から守るための防犯活動、災害発生時の救助や避難誘導なども重要な仕事です。 警察官には、地域警察や刑事警察、交通警察、生活安全警察、警備警察など、さまざまな専門分野があります。 そのため、担当する部署によって仕事内容は大きく異なります。 「法律の知識 × 判断力と行動力 × 人々の安全を守る仕事」を通して、社会の秩序と安全を支える職業です。 警察官になるための代表的な方法は、都道府県警察が実施する警察官採用試験を受験し、採用されることです。 採用後は警察学校で必要な知識や技能を学び、警察官としての仕事を始めます。
警察官の仕事内容
警察官は、地域の安全を守るために、犯罪の予防や捜査、交通事故への対応、防犯活動など幅広い業務を担当します。
地域のパトロール
交番や警察署などを拠点に、地域を巡回して犯罪や事故を防ぎます。 徒歩や自転車、パトカーなどで街を巡回します。
交番での勤務
地域住民からの相談や道案内、落とし物の受付などを担当します。 事件や事故の通報を受けた際には、現場へ向かうこともあります。
事件・事故への初動対応
110番通報などを受け、事件や事故の現場へ迅速に駆けつけます。 被害者の保護や現場の安全確保などを行います。
犯罪の捜査
事件の状況を調べ、証拠を集めて犯人の特定や事件の解決を目指します。 刑事部門などで専門的な捜査を担当する警察官もいます。
被害者への支援
犯罪や事故の被害に遭った人の安全を確保し、必要な支援につなげます。 被害者の気持ちに配慮した対応が求められます。
防犯活動
地域住民に犯罪の手口や防犯対策を伝え、犯罪の発生を防ぎます。 学校や地域で防犯教室を行うこともあります。
交通違反の取締り
交通ルールを守らない運転などを取り締まり、交通事故の防止を目指します。 速度違反や飲酒運転などへの対応を行います。
交通事故の調査
交通事故が発生した際に、現場の状況や事故原因などを調べます。 必要に応じて関係者への聞き取りや現場の記録を行います。
交通整理
交通量が多い場所や事故現場などで、車や歩行者の安全を確保します。 交通の混乱を防ぐために誘導を行います。
少年犯罪の防止
少年の非行や犯罪被害を防ぐために、相談対応や補導活動などを行います。 学校や家庭、地域の関係機関と協力することもあります。
生活安全に関する相談
ストーカーや家庭内暴力、特殊詐欺など、住民の安全に関わる相談に対応します。 必要に応じて関係機関と連携します。
サイバー犯罪の捜査
インターネットを利用した詐欺や不正アクセスなどの犯罪を捜査します。 情報技術やデジタル機器に関する専門知識が必要です。
鑑識活動
事件現場に残された指紋や足跡などの証拠を収集・記録します。 科学的な方法を用いて捜査を支援します。
警備活動
大規模なイベントや重要施設などで、安全を確保するための警備を行います。 多くの人が集まる場所で事故や混乱を防ぎます。
災害時の救助・支援
地震や台風、大雨などの災害が発生した際に、救助や避難誘導などを行います。 消防や自治体などと協力して活動します。
要人の警護
警護対象となる人物の安全を守るために、警護計画の作成や警戒活動などを行います。 専門的な訓練を受けた警察官が担当します。
国際犯罪への対応
国境を越えた犯罪や外国の捜査機関との協力などに関わります。 語学力や国際的な法律の知識が役立つ分野です。
警察組織の運営
警察官の教育や人事、装備、予算など、警察組織を支える業務を担当します。 現場での活動を支える重要な仕事です。
警察官の主な勤務先
警察官は、都道府県警察を中心に、交番や警察署、警察本部などで働いています。
警察署
地域の犯罪捜査や交通安全、生活安全などの業務を担当します。 地域の安全を守る中心的な拠点です。
交番
地域のパトロールや住民からの相談、事件・事故への対応などを担当します。 住民にとって身近な警察施設です。
駐在所
地域に配置された警察官が、パトロールや住民対応などを担当します。 交番と同様に地域の安全を守る役割があります。
都道府県警察本部
都道府県全体の警察活動を管理・調整し、専門的な捜査や警備などを担当します。 刑事部門や交通部門、警備部門などがあります。
地域警察部門
交番勤務やパトロール、110番通報への対応などを担当します。 地域住民と接する機会が多い部門です。
刑事警察部門
殺人や窃盗、詐欺などの犯罪捜査を担当します。 事件の解決に向けて証拠収集や関係者への聞き取りなどを行います。
交通警察部門
交通事故の防止や交通違反の取締り、交通事故の調査などを担当します。 白バイ隊員や高速道路交通警察隊などで働く警察官もいます。
生活安全警察部門
防犯活動や少年の非行防止、ストーカー事案などへの対応を担当します。 地域住民の生活に関わる安全を守ります。
警備警察部門
大規模なイベントの警備や災害対応、重要施設の警戒などを担当します。 機動隊などで働く警察官もいます。
サイバー犯罪対策部門
インターネットを利用した犯罪の捜査やサイバー攻撃への対応などを担当します。 情報技術に関する専門知識を生かします。
科学捜査研究所
科学的な鑑定や分析を通して犯罪捜査を支援します。 研究所には化学や生物学、心理学などの専門知識を持つ技術職員も所属しており、すべての職員が警察官というわけではありません。
警察庁
全国の警察行政に関する企画や調整などを担当します。 警察庁には国家公務員として働く警察官や職員がいます。
皇宮警察本部
皇室の護衛や皇居などの警備を担当します。 皇宮護衛官は、一般の都道府県警察官とは異なる採用制度で採用される国家公務員です。
警察官になるには?
警察官になるためには、希望する都道府県警察の採用試験を受験し、採用される必要があります。 代表的な方法は、都道府県警察が実施する警察官採用試験に合格し、警察学校で必要な教育を受けることです。 採用試験の内容や受験資格は、都道府県や採用区分によって異なります。
高校卒業後の進路を考える
警察官には、高校卒業程度の採用試験を通して就職する方法と、大学卒業程度の採用試験を通して就職する方法があります。 高校卒業後に警察官を目指すことも、大学進学後に目指すことも可能です。
警察官採用試験(高卒程度)
高校卒業程度の知識や能力を問う採用試験です。 自治体によっては「警察官B」などの名称が使われます。 受験には年齢や学歴などの条件があります。
警察官採用試験(大卒程度)
大学卒業程度の採用区分で実施される試験です。 自治体によっては「警察官A」などの名称が使われます。 大卒程度の区分では、大学卒業または卒業見込みなどが受験資格となる場合があります。
採用試験の学習
警察官採用試験では、基礎能力や一般教養などが問われる場合があります。 主な出題分野には、次のようなものがあります。
- 文章理解
- 数的処理
- 判断推理
- 資料解釈
- 社会科学
- 人文科学
- 自然科学
試験区分によっては、SPIなどの適性検査を採用する場合もあります。
筆記試験
基礎的な学力や判断力などを確認する試験です。 自治体によっては、作文試験や論文試験なども実施されます。
面接試験
警察官としての適性や人物面などを確認する試験です。 志望動機や責任感、協調性、これまでの経験などが問われます。
体力試験
警察官として必要な基礎体力や運動能力などを確認します。 試験内容は都道府県によって異なりますが、握力や反復横跳び、上体起こしなどが実施される場合があります。
身体検査・適性検査
警察官としての職務遂行に必要な健康状態や適性などを確認します。 検査項目や基準は都道府県警察によって異なります。
警察官採用試験に合格する
採用試験の最終合格後、採用手続きを経て警察官として採用されます。 採用時期や手続きは都道府県警察によって異なります。
警察学校に入校する
採用された警察官は、警察学校で法律や警察実務、柔道・剣道などの術科、体力づくりなどを学びます。 警察学校は一般的な大学や専門学校とは異なり、警察官として採用された後に教育を受ける施設です。
警察学校での教育期間
大学卒業者は約6か月、高校卒業者などは約10か月の初任教養を受けるのが一般的です。 ただし、教育期間や課程は採用区分や制度によって異なる場合があります。
警察署などへ配属される
警察学校での初任教養を修了すると、警察署などに配属されます。 交番勤務などを通して、地域警察の基本的な業務を学ぶことが一般的です。 その後、経験や適性、希望、組織の人員配置などに応じて、刑事部門や交通部門などで働く道があります。
警察官になるまでのロードマップ
- 中学生・高校生国語や数学、社会などの基礎学力を身につける。運動習慣をつくり、体力や協調性、責任感を育てる。
- 進路・採用区分を選ぶ高校卒業後に採用試験を受けるか、大学へ進学してから目指すかを考える。希望する都道府県警察の採用条件を調べる。
- 警察官採用試験の対策筆記試験や作文・論文、面接、体力試験などの対策を進める。希望する都道府県の試験内容を確認する。
- 警察官採用試験に合格都道府県警察が実施する採用試験を受験し、最終合格する。必要な採用手続きを経て採用が決まる。
- 警察学校で学ぶ警察官として採用された後、警察学校で法律や警察実務、術科、体力づくりなどの初任教養を受ける。
- 警察官として働く警察署などに配属され、交番勤務やパトロールなどを経験する。その後、刑事や交通、生活安全などの分野で活躍する道もある。
中学生・高校生のうちにやっておきたいこと
警察官は、犯罪や事故から人々を守り、地域社会の安全を支える仕事です。 中学生・高校生のうちは、国語や数学、社会などの基礎学力を身につけるとともに、体力や判断力、責任感を育てることが大切です。
国語の力を身につける
警察官は、事件や事故の状況を正確に記録し、関係者に分かりやすく説明する必要があります。 文章を正確に読み取る力や、自分の考えを整理して伝える力を身につけましょう。
数学の基礎を身につける
警察官採用試験では、数的処理や判断推理などの問題が出題される場合があります。 計算力だけでなく、条件を整理して論理的に考える力が役立ちます。
社会や法律について学ぶ
警察官は法律に基づいて仕事を行うため、社会のルールや法律の仕組みを理解することが重要です。 公民の授業などを通して、憲法や刑法、基本的人権について関心を持ちましょう。
体力づくりを行う
警察官は、パトロールや事件・事故への対応などで体力を必要とする場合があります。 ランニングや筋力トレーニングなどを通して、無理のない範囲で体力を高めましょう。
スポーツや部活動に取り組む
スポーツや部活動を通して、協調性や忍耐力、規律を守る姿勢などを育てることができます。 ただし、警察官になるために特定のスポーツ経験が必須というわけではありません。
人の話を丁寧に聞く
警察官は被害者や地域住民など、さまざまな人から話を聞く機会があります。 相手の立場を理解し、落ち着いて対応する力を育てましょう。
冷静に判断する習慣をつける
事件や事故の現場では、状況を正確に把握し、冷静に判断する力が求められます。 日常生活でも、問題が起きたときに慌てず考える習慣を身につけましょう。
ニュースに関心を持つ
犯罪や交通事故、防災などのニュースを通して、社会の安全について考えてみましょう。 事件の背景や犯罪を防ぐ方法について考えることも役立ちます。
大学では何を学ぶ?
警察官になるために、必ずしも大学へ進学する必要はありません。 高校卒業後に警察官採用試験を受験する方法もあります。 大学へ進学する場合は、法学部や社会学部、心理学部、情報系の学部などで学ぶ知識が警察官の仕事に役立ちます。
法学
憲法や刑法、刑事訴訟法など、警察活動に関わる法律について学びます。
犯罪学
犯罪が発生する原因や犯罪を防ぐための方法などについて学びます。
心理学
人間の感情や行動、判断の仕組みなどについて学びます。
社会学
地域社会や家庭、社会問題などについて学びます。
政治学
政治制度や行政組織、社会の仕組みなどについて学びます。
情報科学
コンピュータやネットワーク、情報セキュリティなどについて学びます。
体育学・スポーツ科学
運動能力や身体の仕組み、体力づくりなどについて学びます。
国際関係学
国際社会の仕組みや国際協力、国境を越えた問題などについて学びます。
法科学
科学的な方法を用いた証拠の分析や犯罪捜査への応用について学びます。 大学によっては、法科学に関する授業や研究室が設けられています。
警察官採用試験とは?
警察官採用試験は、都道府県警察が警察官を採用するために実施する試験です。 採用試験の内容や受験資格、試験日程などは都道府県によって異なります。 一般的には、筆記試験や面接試験、体力試験、身体検査などを通して、警察官として必要な能力や適性を確認します。
大学卒業程度の採用区分
大学卒業者や卒業見込みの人などを対象とする採用区分です。 自治体によっては「警察官A」などの名称が使われます。 学歴や年齢などの受験資格は都道府県によって異なります。
高校卒業程度の採用区分
高校卒業者などを対象とする採用区分です。 自治体によっては「警察官B」などの名称が使われます。 高校卒業後に警察官を目指す代表的な方法です。
教養試験・基礎能力試験
文章理解や数的処理、判断推理などの能力を確認します。 社会科学や人文科学、自然科学などが出題される場合もあります。
SPIなどの適性検査
都道府県警察によっては、SPIなどの適性検査を採用する場合があります。 試験内容や実施方法は自治体によって異なります。
作文試験・論文試験
社会問題や警察官としての考え方などについて、自分の意見を文章にまとめる力が問われます。 テーマや文字数は採用区分によって異なります。
面接試験
警察官を志望する理由や、これまでの経験、責任感、協調性などについて質問されます。 人々の安全を守る仕事への理解や、冷静な対応力なども評価されます。
体力試験
警察官として必要な基礎体力や運動能力を確認します。 握力や反復横跳び、上体起こしなどが実施される場合があります。 実施種目や基準は都道府県によって異なります。
身体検査
警察官として職務を遂行するために必要な健康状態などを確認します。 検査項目や基準は採用する都道府県警察によって異なります。
適性検査
警察官としての職務への適性などを確認します。 性格や行動傾向などに関する検査が行われる場合があります。
試験の難易度
警察官採用試験の難易度は、都道府県や採用区分、年度によって異なります。 筆記試験だけでなく、面接や体力試験などへの準備も重要です。 学力と体力の両方を計画的に高めることが大切です。
試験合格後
採用試験に最終合格し、採用されると、警察学校で初任教養を受けます。 警察学校では、法律や警察実務、術科、体力づくりなどを学びます。 ※最新の受験資格や試験内容、身体検査の基準などは、希望する都道府県警察の公式採用情報で確認してください。
警察官になるまで何年かかる?
警察官になるまでの期間は、高校卒業後に採用試験を受けるか、大学へ進学するかによって異なります。
高校卒業後に目指すルート
高校卒業 → 警察官採用試験 → 採用 → 警察学校 → 警察署などへ配属 高校在学中に採用試験を受験し、卒業後に警察官として働き始めることを目指せます。 採用後は、警察学校で約10か月の初任教養を受けるのが一般的です。
4年制大学から目指すルート
高校卒業 → 大学(4年間)→ 警察官採用試験 → 採用 → 警察学校 → 配属 大学で法律や心理学、社会学などを学びながら、警察官採用試験の準備を進める方法です。 大学卒業者は、警察学校で約6か月の初任教養を受けるのが一般的です。
社会人から目指すルート
民間企業などに就職 → 警察官採用試験 → 採用 → 警察学校 → 配属 社会人経験を積んでから警察官を目指すこともできます。 ただし、年齢などの受験資格を満たす必要があります。
警察学校での教育期間
大学卒業者は約6か月、高校卒業者などは約10か月の初任教養を受けるのが一般的です。 警察学校は採用後に入校する施設であり、教育期間中も警察官としての身分があります。 なお、警察学校での教育や現場での実習・研修は、初任教養の後も続きます。
配属後の研修
警察学校での初任教養を修了すると、警察署などに配属されます。 交番勤務などを経験しながら、警察官として必要な実務能力を身につけていきます。 警察官になるまでの年数は、進学するかどうかや採用区分によって異なります。
警察官になるためにかかる費用
警察官になるための費用は、高校卒業後に採用試験を受けるか、大学などへ進学するかによって異なります。
高校卒業後に就職する場合
大学の学費をかけずに警察官を目指すことができます。 ただし、採用試験の参考書や問題集、交通費などが必要になる場合があります。
4年制国立大学
4年間で約250万〜300万円程度が従来の学費水準を含む参考目安です。 大学によって授業料や入学金などが異なり、これを上回る場合もあります。
4年制公立大学
4年間で約230万〜320万円程度が学費の参考目安です。 大学や居住地によって入学金などが異なる場合があります。
4年制私立大学
文系学部の場合、4年間で約400万〜550万円程度が学費の参考目安です。 大学や学部によって費用は異なります。
独学の場合
採用試験の参考書や問題集などの教材費が必要です。 学習する科目や購入する教材によって費用は異なります。
公務員試験対策講座
予備校や通信講座を利用すると、数万円から数十万円程度の費用がかかる場合があります。 講座の内容や期間によって費用は異なります。
採用試験に関する費用
警察官採用試験は、一般的に受験料が無料です。 ただし、試験会場までの交通費や宿泊費などが必要になる場合があります。
警察学校に関する費用
警察学校は、警察官として採用された後に入校する教育施設です。 一般的な大学や専門学校とは異なり、教育期間中も給与が支給されます。 ただし、食費や日用品などの自己負担が生じる場合があります。 ※大学の学費や講座費用は概算です。実際の費用は各大学や講座、都道府県警察の公式情報で確認してください。
警察官に向いている人
人を守りたいという気持ちが強い
犯罪や事故から人々を守る仕事にやりがいを感じる人に向いています。
正義感がある
法律や社会のルールを大切にし、公平に物事を判断できる人に向いています。
責任感がある
人々の生命や身体、財産に関わる仕事を担当するため、責任感が重要です。
冷静に判断できる
事件や事故の現場では、状況を正確に把握し、落ち着いて行動する力が求められます。
体を動かすことが好き
パトロールや現場対応など、体力を必要とする業務に取り組める人に向いています。
人の話を丁寧に聞ける
被害者や地域住民などから話を聞くため、相手の気持ちに配慮できることが大切です。
協調性がある
警察官は複数の職員で協力して仕事を進めるため、チームワークが必要です。
粘り強く取り組める
事件の捜査や地域の防犯活動などでは、地道な努力を続ける姿勢が求められます。
警察官の働き方
交番勤務
地域のパトロールや住民対応、事件・事故への初動対応などを担当します。 地域住民と接する機会が多い働き方です。
刑事部門
殺人や窃盗、詐欺などの犯罪捜査を担当します。 証拠の収集や関係者への聞き取りなどを行います。
交通部門
交通違反の取締りや交通事故の調査、交通安全活動などを担当します。 白バイ隊員や高速道路交通警察隊などで働く警察官もいます。
生活安全部門
防犯活動や少年の非行防止、ストーカー事案などへの対応を担当します。 地域住民の生活に関わる安全を守ります。
警備部門
大規模なイベントの警備や災害対応、重要施設の警戒などを担当します。 機動隊などで働く警察官もいます。
サイバー犯罪対策部門
インターネットを利用した犯罪の捜査やサイバー攻撃への対応などを担当します。 情報技術に関する専門知識が役立ちます。
鑑識部門
事件現場の指紋や足跡などの証拠を収集・記録します。 科学的な捜査を支援します。
警察本部での勤務
都道府県全体の警察活動の管理や調整、専門的な捜査などを担当します。
勤務時間・休日
警察官は、交替制勤務や夜間勤務、休日勤務などがある職業です。 交番勤務などでは、24時間体制で地域の安全を守るため、当番勤務や非番、公休などを組み合わせた勤務形態が採用されています。 一方、部署によっては日勤を中心とする働き方もあります。
警察官の収入
警察官の収入は、勤務する都道府県や経験年数、階級、役職、各種手当などによって異なります。 都道府県警察の警察官は、原則として地方公務員として給与が支給されます。 基本給に加えて、地域手当や通勤手当、期末・勤勉手当などが支給される場合があります。 また、夜間勤務や特殊な業務に従事した場合には、勤務内容に応じた手当が支給されることがあります。 年収は、若手では300万〜400万円台、経験を積んだ警察官では500万〜700万円台になる場合があります。 ただし、これは参考例であり、すべての警察官に当てはまるものではありません。 階級や役職、勤務先、勤務内容などによって収入は異なります。 管理職などでは、これを上回る場合もあります。 警察官は、経験年数や階級、勤務内容などによって収入が変わる職業です。
警察官のやりがい
人々の安全を守れる
犯罪や事故から人々を守り、安心して暮らせる社会づくりに貢献できます。
犯罪の解決に関われる
事件の捜査を通して、犯罪の解決や被害の拡大防止に貢献できます。
地域住民から感謝される
困っている人を助けたり、相談に対応したりすることで、感謝されることがあります。
社会の秩序を守れる
法律に基づいた警察活動を通して、社会の安全と秩序を支えることができます。
さまざまな専門分野で活躍できる
刑事や交通、生活安全、警備、サイバー犯罪対策など、幅広い分野で働く道があります。
仲間と協力して仕事ができる
ほかの警察官と協力しながら、事件や事故に対応することができます。
自分自身の成長を感じられる
法律の知識や判断力、体力などを高めながら、専門性を身につけることができます。
警察官に関連する学問
法学
憲法や刑法、刑事訴訟法など、警察活動に関わる法律について学ぶ。
犯罪学
犯罪が発生する原因や犯罪を防ぐ方法について学ぶ。
心理学
人間の感情や行動、判断の仕組みについて学ぶ。
社会学
地域社会や家庭、社会問題などについて学ぶ。
政治学
政治制度や行政組織、社会の仕組みについて学ぶ。
情報科学
コンピュータやネットワーク、情報セキュリティについて学ぶ。
体育学・スポーツ科学
運動能力や身体の仕組み、体力づくりについて学ぶ。
国際関係学
国際社会の仕組みや国際協力、国際犯罪などについて学ぶ。
法科学
科学的な方法を用いた証拠の分析や犯罪捜査への応用について学ぶ。
警察官に関連する資格・認定
警察官採用試験
都道府県警察が警察官を採用するために実施する試験です。 資格そのものではなく、警察官になるための採用試験です。
普通自動車運転免許
自動車を運転するための免許です。 警察官の採用条件や採用後の業務に関係する場合があります。
柔道・剣道の段位
柔道や剣道の技能を示す段位です。 警察官採用試験で資格加点などの対象となる場合があります。
実用英語技能検定
英語の知識や技能を評価する検定試験です。 外国人への対応や国際的な業務などで役立つ場合があります。
情報処理技術者試験
情報技術に関する知識や技能を評価する国家試験です。 サイバー犯罪対策などの分野で役立つ場合があります。
救急法に関する講習・認定
応急手当や心肺蘇生などの知識や技能を学ぶ講習です。 事件や事故の現場で人命を守るために役立ちます。
※警察官になるために、これらの資格をすべて取得する必要はありません。採用試験での資格加点や必要な免許などは、都道府県警察によって異なります。
警察官に関連する職業
国家公務員
国の行政機関などで、政策の立案や制度の運用、公共サービスなどを担当します。
地方公務員
都道府県や市区町村などで、地域住民の生活を支える行政サービスを担当します。
消防官
火災や救急、救助などを通して地域住民の安全を守ります。
救急救命士
救急現場などで、医師の指示の下、必要な救急救命処置を行います。
弁護士
法律の専門知識を使って、依頼者の権利や利益を守ります。
検察官
犯罪の捜査や起訴、公判での立証活動などを担当します。
裁判官
裁判で法律や証拠に基づいて判断を行います。
科学捜査研究所の研究員
科学的な鑑定や分析を通して、犯罪捜査を支援します。
海上保安官
海上での犯罪の取締りや海難救助、海上交通の安全確保などを担当します。
警察官についてもっと詳しく知る

警察官の仕事に興味を持ったら、もう少し詳しく「犯罪や事故から人々を守り、社会の安全を支える仕事」の世界をのぞいてみませんか?
JOVERSIAの「最初に読む仕事の本」シリーズでは、『警察官になりたいと思ったら最初に読む本』というテーマで、仕事内容、警察官採用試験、警察学校での生活、交番勤務、刑事や交通などの専門分野、働き方、収入、将来のキャリアなどを詳しく紹介することができます。 「警察官になるには大学へ進学した方がいい?」「警察学校ではどんなことを学ぶ?」「刑事になるにはどうすればいい?」など、警察官という職業をより具体的に知りたい人に向けた内容です。
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