科学・実験好き

科学・実験が好きなあなたへ
「どうして空は青いんだろう?」
「薬を飲むと、どうして病気がよくなるの?」
「宇宙の果てはどうなっているんだろう?」
身のまわりの出来事に「なぜ?」と疑問を持ったり、自分で実験して確かめたりすることが好きなら、あなたの興味はさまざまな学問や仕事につながっています。
科学に関わる仕事というと「研究者」を思い浮かべるかもしれません。
でも実際には、人の病気を調べる、薬を開発する、生き物を研究する、新しい素材を作る、宇宙を観測するなど、科学を生かせる場所はたくさんあります。
あなたの「知りたい!」から、将来の可能性を探してみましょう。
こんなことが好き?
次の中に「自分も好き!」と思うものはありますか?
- 理科の授業が好き
- 実験をするのが楽しい
- 「なぜ?」「どうして?」と考えることが多い
- 顕微鏡や実験器具を使ってみたい
- 人の体の仕組みに興味がある
- 動物や植物を観察するのが好き
- 宇宙や星について調べるのが好き
- 新しい薬や技術に興味がある
- 図鑑や科学の本を読むのが好き
- 予想を立てて、それが正しいか確かめるのが好き
一つでも気になるものがあったら、科学の世界をもう少しのぞいてみましょう。
「好き」から広がる5つの方向
同じ「科学が好き」でも、興味を持つ対象によって進む方向は変わります。
① 人の体や病気を知りたい
「心臓はどうして動き続けられるの?」
「病気になると体の中では何が起こるの?」
そんな疑問に興味があるなら、医学や医療につながる分野を見てみましょう。
人体の構造、病気の原因、検査、治療、薬などについて科学的に考えていきます。
関連する学問
医学/薬学/生命科学/保健学 など
関連する仕事
医師/薬剤師/臨床検査技師/診療放射線技師 など
② 生き物の仕組みを知りたい
「生き物はどうやって成長するの?」
「遺伝子にはどんな情報が入っているの?」
動物、植物、細胞、微生物、遺伝子などに興味がある人には、生命を研究する世界があります。
関連する学問
生物学/生命科学/農学/獣医学 など
関連する仕事
研究者/獣医師/バイオ技術者/食品開発職 など
③ 物質の変化を調べたい
色が変わる。
泡が出る。
熱くなる。
別の物質に変わる。
化学実験を見て「どうしてこんな変化が起きるんだろう?」と思ったことはありませんか?
物質の性質や反応を研究することで、薬、化粧品、食品、新素材など、私たちの生活を支えるさまざまなものが生まれています。
関連する学問
化学/応用化学/材料工学 など
関連する仕事
化学研究者/化学技術者/材料開発技術者/製品開発職 など
④ 宇宙や自然の法則を知りたい
「宇宙はどうやって生まれたの?」
「雷はどうして起こるの?」
「物はなぜ地面に落ちるの?」
宇宙や自然現象の「なぜ?」を追いかけるのも科学です。
目の前の小さな粒子から巨大な宇宙まで、自然界を動かしている法則を探究します。
関連する学問
物理学/天文学/地球科学/気象学 など
関連する仕事
物理学研究者/天文学研究者/気象に関わる仕事/宇宙開発に関わる技術者 など
⑤ 科学を使って新しいものを作りたい
「知るだけではなく、自分で新しいものを作ってみたい!」
そんな人には、科学とものづくりを組み合わせる道があります。
新しい薬、医療機器、ロボット、素材、食品、エネルギーなど、科学の発見を社会で役立つものへ変えていきます。
関連する学問
工学/情報科学/薬学/農学/生命科学 など
関連する仕事
研究開発職/エンジニア/臨床工学技士/医療機器開発者/食品開発職 など
科学につながる学問
「科学が好き」といっても、大学で学べる分野は一つではありません。
医学
人の体、病気、診断、治療などについて学びます。
生命科学
細胞、遺伝子、生命現象など、生き物の仕組みを幅広く研究します。
化学
物質の構造や性質、化学反応について研究します。
物理学
力、光、電気、熱、素粒子、宇宙など、自然界の基本的な法則を研究します。
農学
植物、動物、食料、生命、環境などについて幅広く研究します。
工学
科学の知識を利用して、機械、電気、材料、建築など社会で役立つ技術を生み出します。
「何を知りたいのか」「何を作ってみたいのか」を考えながら、気になる学問を探してみましょう。
科学につながる仕事
科学への興味は、さまざまな仕事につながっています。
医師
人体や病気についての知識を使い、病気やけがの診断・治療を行います。
薬剤師
薬についての専門知識を使い、安全で適切な薬物療法を支えます。
臨床検査技師
血液や尿などの検体検査や、心電図などの生理学的検査を行い、診療に必要な情報を提供します。
診療放射線技師
X線撮影やCT、MRIなどの検査、放射線を利用した治療などに関わります。
臨床工学技士
人工呼吸器や人工心肺装置などの生命維持管理装置を扱い、医療を技術面から支えます。
獣医師
動物の診療だけでなく、家畜衛生、公衆衛生、研究など幅広い分野で活躍します。
研究者
まだ分かっていないことを明らかにするため、実験や観察、分析を重ねます。
研究開発職
科学の知識や研究成果を使って、新しい薬、食品、素材、製品、技術などを開発します。
「なぜ?」を大切にしてみよう
科学の始まりは、特別な知識をたくさん持っていることではありません。
身のまわりの出来事を見て、「なぜだろう?」と思うことも、科学への大切な一歩です。
気になったことがあったら、本で調べたり、実験してみたり、関連する学問を調べたりしてみましょう。
その小さな「知りたい」が、将来の学問や仕事につながるかもしれません。
